2016年6月、ポートランドの暮らしを体感するフィールドトリップを実施し、子どもも含め20人以上の参加者とともに旅しました。東京、横浜、埼玉、鎌倉、長野、京都・・・全国から多彩なメンバーが集まり、素晴らしい環も広がり、それぞれにとって実り多きプログラムとなりました。
・プログラム内容はこちらに詳しく
・プログラムにつながる2015年の旅で見てきたことをまとめた記事をgreenz.jpに掲載しました
「子どもを一人ひとりの「市民」として尊重するまちでは、「子ども」も「子連れ」も多様性のひとつでしかない。ポートランド流、“子どものとなり”にある暮らし -greenz.jp」
・チラシも手づくりしました
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ここ数年、注目を集め続けるまちポートランド。アメリカ・オレゴン州の人口約60万人のまちに、世界中から、そして日本からも自治体関係者、民間企業、メディアの取材、ツーリストが続々と訪れています。
「こども」を活動のメインテーマにシフトチェンジした2015年3月、わたしは幼児教育で有名な北イタリアの街レッジョ・エミリアを訪れました。「ここでは こどもは一人ひとりの “市民”として扱われ 歓迎されている。」ベテラン教育者から語られたこの一言を行政主導で実現しているまちがレッジョだとしたら、市民の手で実現しているまちはあるだろうか?
そんな時、次なるフィールドワーク先としてプンプンにおったのが、ポートランドでした。
住民主体のまちづくり、DIY精神、自分たちの暮らしは自分たちでつくる、Creative City…etc. そんなキーワードが飛び交うポートランドのさまざまな話題。そこにはきっと、「こども」や「子育て」というキーワードもかけ合わさっているに違いない。そんな仮説からはじまったわたしのリサーチは、すぐに確信に変わります。
ポートランドで子育てを楽しむ友人たちと出逢い、独自にもリサーチを重ね、歩いて歩いて、バスやトラム、自転車にも乗って。10日ほどの滞在で濃密な体験をし、もっともっとたくさんの人に、この「ポートランドのこどもとの暮らし」を知ってほしいと感じました。
ポートランドをただ「うらやましい」と思う旅ではないのです。そこに住む人たちと出逢い、対話し、体を動かし、ものづくりをし、すなわち熱量を交換し合う中でその本質をつかみ取り、これからのわたしたちの暮らしに活かす フィールドワーク!
ポートランドを代表する市民活動団体「The City Repair」の年に一度の体験型祭典「VBC(Village Building Convergence)」への参加&交差点ペインティング!そしてパーマカルチャーをベースとした教育の実践や指導者の養成を行う「IPEC (Institute of Permaculture Education for Children)」のワークショップやレクチャー。まずはみんなでBBQするところからはじまる、ポートランドの日常体験がギュギュっと詰まった5日間。
旅するだけでは絶対に出逢えない、学びと楽しみが満載のこのプログラムにぜひ加わってください。
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ということで、行ってきました。
交差点を塗ったり〜(City Repairの年に1度のお祭りVBCのプログラムに参加!)
そこで演奏したり〜(with 鎌倉のエンターテナーであり、朝食屋KOBAKABA店主・UPPONと、みちばたカーニバルズ結成!)
大好きなプロジェクト「SCRAP」の廃材を活用したワークショップをみんなで楽しんだり〜(ポートランドでのこどもとの暮らしを体験する日)
マット(IPEC/City Repair)がどうしても建てたいという「鳥居」のための大木をみんなで削ったり〜(アーバンファーム「Jean’s Farm」でのパーマカルチャー教育についてのレクチャー&ワークショップやワーキングパーティ参加)
・・・ちなみに翌年、この鳥居はこんなに立派に建ったのです!!!(マットとうちの小僧)
ポートランドでのご縁は広がり、今も育み続けていて、マットは毎年数回来日し、各地でレクチャーをしてくれています。これからの展開も楽しみです。
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FIELD TRIP in ポートランド 2016
Produce, Planning, PR etc. : 佐藤有美(cotoconton) / Planning, Coordinate : ユリ・バクスターニール(Life Sampling)