この世界は ごちゃまぜだから おもしろい🌈 ごちゃまぜパレード inいわきを終えて

ごちゃまぜパレード当日の写真を見返していて、涙が止まらなくなる。
なにから書けばいいのかわからない。でもとにかくそこには、わたしが見たかった「ごちゃまぜな世界」が記録されている。さまざまな方々と出逢い、素晴らしい日々を過ごせたことに、心から感謝があふれてきます。

わたしの父は刑事だったんです。(暴)担当の。これにまつわるおもしろ?エピソードを聞いたことがある友人たちもたくさんいると思いますが、まあとにかく、子どもながらに、今思い出すと変な出来事が無限にあったのです。

なぜか父はたまーに、わたしたち家族を職場(署)に連れて行ったり、怪しげな会合や誰かの家に連れて行ったりしました。そこにはまあ〜いろんな人がいました。なんで子どもだったわたしをそんなところに連れて行ったんだ?と謎でした。きっと “緩衝材” 的な意味もあったと思います。キレるとなにをしでかすかわからない恐ろしい人でしたが、そんな “いろんな人たち” にはやたらと慕われていて、家にケーキを持って訪ねてくるコワモテのお兄ちゃんたちをはじめ、いつも周りには “いろんな人たち” がいました。

今年の正月、約20年ぶりに父と再会することができましたが、なぜそんなにわたしを連れ回したのかについてはまだ話を聞けていません。これからまた聞く機会があればなあ〜とは思いますが、本人は無意識だったかもしれないし、もう忘れてそう。

でも、今のわたしがこうあることを思うと「世界にはいろんな人がいるもんだ」ということを見せてくれていたのかなあ?と感じるのです。白も黒もない、グレーなことが果てしなくあって、本当の悪人なんていない。人間っておもしろいだろ?と。

わたしは、この分断だらけの世の中の境界線を、ぶっ壊したい。
思いっきり、楽しいことで。バカバカしいことで。
音楽で、うたで、おどりで、笑いで。
ひとりひとりが自分のままで、自分の色を存分に放って生きていたら
世界はカラフルで、まあるく平和だよ。
わたしはチンドン屋という “道化” の顔して 祝祭の太鼓を打ち鳴らして
そんな世界をつくっていく、虹の戦士でありたい。


今回のごちゃまぜパレードは、その日限りではなくて、事前に楽器づくりのワークショップやパレードの準備をさまざまな場所で、さまざまなひとたちとすることができたことがとても大きかったです。知り合って、同じ世界を見ている仲間になれる時間があったからこそ、これはやりたい!やった方がいい!と思えることを一つも諦めずに現実にしていくことができました。

目の見えない・見えにくいひとたちとさまざまな活動をしている「兎渡路の家」での楽器づくり。いわき市立の公立小学校4年生約70人とは楽器づくりとパラサイクリングの体験。チャコちゃん農園やノレル?でも。白水のパワフルなおばあちゃんたちとは編みものでタンデム自転車を編みくるみ。ちんどんおてんきやメンバーに加えて地元いわきで活躍するミュージシャンズにも演奏に加わっていただくことになり前日夜にはリハーサル。
ここをこうした方がいいよねって修正したり、工夫したり、それぞれのサポートの仕方を学んだり、いわきの人がノリノリになる曲に変えたり。
全部で150〜200人近くの人たちと、出逢えたんじゃないかなあ?

そして迎えた当日は見事に美しい秋晴れ。
ヴィヴィアン佐藤さんのヘッドドレスワークショップ参加の子ども・おとなたちも加わって、パレード自体も100人規模に!兎渡路の家チームからは盲導犬も3頭、他にもワンコたち何頭か。車いすにハンドサイクルにタンデム自転車。白杖を毛糸でデコレーションしたイシイシも。きっと目には見えないスピリットたちも加わって、いわきのまちを、点字ブロックをたどって歩いて、うたって、踊って、大騒ぎして歩いていく。

11時頃に集合した時点で、これまで出逢ったみなさんが同じ場に大集合していて、感無量だし。パレード中もドラマの連続で、あ〜、もう、みなさん自由自在で最高🌈

それぞれが生活している中では出逢えない
多様なひとたちと その暮らしが交わる。
わたしたちが住むいわきっていうまちにはね
こんなにごちゃまぜなひとが住んでいる。
ごちゃまぜだから、おもしろい!

What A Wonderful World!
素晴らしい企画をいっしょにつくり上げてくれたNORERU?の寺澤あさかちゃん&権丈さん、目の見えない世界のことをいつもたくさん教えてくれて気づきをくれたイシイシをはじめ、出逢って関わってくださったすべてのみなさんに感謝です。本当にありがとうございました。大好きです〜♡♡♡

そしてこのタイミングでNORERU?は1周年(え!?まだ1周年だったんだ!と驚)。またここがひとつのはじまり。これからどんな展開を見せてゆくのか、とってもとっても楽しみです。

Photos by 鈴木穣蔵さん
素晴らしい写真をありがとうございます!

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